6色のチョコレート

QUEEN’S JET(クイーンズジェット)のメイン商品であるシェルチョコレートケーキは真っ黒なチョコの塊になると思っていませんか?
現在の予定でシェルチョコレートケーキは14種類のフレーバーをご用意する予定です。

どのチョコレートケーキも真っ黒な塊だったら残念ですよね。
味はもちろん見た目も大切なのがケーキです。

その辺に抜かりはありません。

このパウダーはスプレードライという手法でフルーツの果汁をパウダー状にしたものです。
勿論、色粉などの着色料は一切入っていません。

このパウダーをホワイトチョコレートに混ぜることにより色のついたチョコレートを作ります。
例えばこちら

優しいピンク色ですが、ストロベリーのパウダーです。
ストロベリーは赤いイメージがありますが、外皮が赤いだけで中はほんのりピンク色ですよね。
なので、果汁を使うとこのような優しい色になります。

ホワイトチョコレートにしっかりと混ぜ込みます。

スプレードライパウダーの

・ブルーベリー
・ストロベリー
・ラズベリー

の3種を使って、配合量も変えて微妙な色のニュアンスを出してみました。

同じ暖色系の色でもパウダーの色の違い、配合量の違いでそれぞれの個性ができます。

こちらは、ラズベリーのスプレードライパウダーを混ぜ込んだチョコレートです。
綺麗な淡い赤ですね。

30度程度に保温しながら、このチョコレートを使ってシェルチョコレートケーキのケースにデザインを入れて行きます。

写真はキリンのような斑点を描いたもの通称「キリン」デザイン。
そして、うねうねと連続する曲線を描いたもの通称「スネーク」デザイン。

ここにスイートチョコレートを流し、余分なチョコレートを落としてシェルを作ります。

ラズベリーチョコレートで描いた模様がスイートチョコレートとのコントラストであらわになって美しい。
このようにしてチョコレートの表面にデザインを施します。
よって、外から見た時も商品の区別がつくのです。

ケースから外した状態がこちら。

一筆書きのようなラインがチョコレートシェルの側面に描かれています。
なんだか、芸術の匂い???

こういった形で6種類のチョコレート使い様々な組み合わせと、デザインで14種類のフレーバーを象徴するシェルを作っていきます。
この作業大好きです。

同じフレーバーでも一つ一つの表情に個体差が生まれて、油絵を描いているよう。
他どのような組み合わせ、デザインがあるかはまたご紹介しますね。

あーこの作業1日中ずっと続けていても苦になりません。
何も考えずこればっかりやっていたい(笑)

つづく