シルクスクリーン

届きました!届きました!
これなんだか分かりますか?

これはシルクスクリーンの版なんです。
日本語でいうのであれば版画でしょうか?

この版を紙などの印刷をしたい物の上において、インクを乗せスキージで刷り込めば完了。
旧式の印刷という感じですね。

青色の部分はインクを通さない部分で、白く見える部分は網状になっていてここにインクを刷り込むと下まで通過する仕組みになっています。
今回はQUEEN’S JETの紋章を印刷します。

この版はインターネットで注文するとものの2日ほどで作ってくれる会社さんがあります。
毎回たのんでいますが、今回も最高の出来の版があがってきました。

用意していた約A1サイズの紙の上にこの版を配置します。
人の目は信じらないので、定規で測ってセンターを決めます。

版の上に黒のインクをベタベタと乗せ始めます。
沢山乗せておくほうが上手く印刷が出来ます。

さあここからが勝負の時。
幅が30cm以上もあるスキージを使って上から下に向かってインクを刷り込みます。

せーの!

版の白く抜けていた部分に黒色のインクが刷り込まれます。
余分なインクはスキージによって削り取られ、版の下部に集まります。

さあ、うまく印刷出来ているでしょうか?

失敗の例としては何処かにインクがちゃんと入っていなくて、デザインが欠けた感じになってしまうとか、かすれてしまうとか色々ありますが、今日はどうでしょう。

版を紙から剥がしてみると・・・

おーーー!

綺麗に印刷出来ていますよ。

勢いに乗って、念の為あと2回印刷をします。

少しモスグリーンの紙と薄いベージュの紙2種に印刷をしました。
どちらもかっこいい!
でも使うのは1枚です。

この紋章は先日修復をしていたアンティークの額縁に入れて、お店背面の大壁に掛けます。
ミッドナイトブルーの壁に金色の額縁とこの紋章が映えて最高にかっこよくなるはず!!

普通にデジタル印刷などでこの紋章をプリントしてもらう事もできるのですが、お店の顔の一つになる紋章をデジタル印刷ってなんだか味気ないと思って今回はシルクスクリーン印刷を自分たちの手で行うことにしました。

シルクスクリーンは紙の上に少しだけインクが浮き上がったようになるところが最高に格好良いんです。

紙とインク。
アナログですが、これはもうロマンしかありません。

つづく