チョコレートケーキの形状変更

7/11のブログにて初公開したQUEEN’S JETのメイン商品「シェルチョコレートケーキ」の続報です。
前回試作をしたシェルチョコレートケーキは高さ、5cmある割と大ぶりなものでした。
内容量が多く、少し一人で食べるにはヘビーであることに加え、形状的に商品化するのが難しいという問題が出て来ました。

早速3Dソフトを使って新しい形状を作りました。
そしてすぐに約3時間をかけて3Dプリントをします。

今回は型を作る時のトラブルをなくすために一番高い部分でも約3cmになるように設計をして上記のような型を作りました。まるでドーナツのような形状。
真ん中に穴が空いていて、流れるような曲線で上に向かって捻れたデザイン。
いかがですか?(前回の型よりも気に入っています)

上記の3Dプリントした型をベースにプラスチック素材でケースを作ります。
今回のデザインはケーキの上面にQUEEN’S JETの文字が大胆に入ったデザインです。
さあ、真空成型器によりケースがいくつかできました。

早速中にシェルチョコレートケーキを組んでみようとおもいます。

ケースの中にチョコレートを流し込み、しばらくおいて逆さにして余分なチョコレートを流します。
そのまましばらく冷やしているとケースにうっすらとチョコレートのシェルが出来上がります。

今回も抹茶のフレーバーを作ってみようと思います。
ケーキの一番上は抹茶のソース。
その下に抹茶バタークリーム。
その下にチョコレートガナッシュ。
そして、一番底にチョコレート生地。

チョコレートケーキを仕込んでしばらく冷蔵庫で冷やしてケースからポンッと外してお皿に載せました。
いかがでしょうか?
結構このドーナツ型カッコよくないですか?

包丁でカットしてみるとこんな感じです。
前回の型よりもかなり低い仕様になったので、ソースやクリームがあまり入らないのですが、カットすると一番上の抹茶ソースが流れ出して食欲を誘います。

1個試食してみましたが、満足感もまずまず。
ドーナツ型なかなか気に入りました。
この型でいこうかなあ。

このシェルチョコレートケーキは、まだ何処にもない全く新しいケーキになります。
ケーキをシェルが包み込むことで中にソースを入れ込むことができる画期的な商品です。
お皿の上で、シェルチョコレートケーキにフォークを入れるとクリームや生地、ソースがあいまってレストランデザートの様。

これはなかなか面白い商品になりそうです。