チョコレートテイラー養成所

いよいよスタッフが入社してきました。

「さあ、言われた通りにちゃんとお仕事しましょう」
なんて優しいお店では有りません、QUEEN’S JET(クイーンズジェット)は。
まずは数時間に及ぶ座学。

・チョコレートについて
・シェルチョコレートケーキについて
・衛生の知識 etc

チョコレートテイラーでお仕事をするわけですから、アルバイトとはいえチョコレートの知識がなければなりません。
もちろん座学を形式的にやるだけなら意味がありません。

スタッフが他の作業をしている時に
「○○さん、チョコレートの結晶多形は全部でいくつある?」
とか
「○○くん、カカオマスをすり潰したものはなに?」
などの質問が突然僕から飛びます(笑)

ちゃんと頭に定着しての知識です。
そして、職人としての教育もきっちりと行います。

まずはシェル作りの基本。

チョコレートマシン「selmi」を使ってのシェル作りの作業をスタートしました。
シェルチョコレートケーキを通して作るの事は難しいのですが、難易度の比較的低いシェル作りであれば反復練習で習得出来ます。
高い技術の必要な作業は、パティシエが中心に担当するかたちとなります。

テンパリングマシンから流れるチョコレートを、ケースいっぱいに入れてケースをひっくり返し余分なチョコレートを落とす作業。

初歩的な作業とはいえ、綺麗に、無駄なく、スピーディーに行う必要のある作業です。
これからオープンまで何度も繰り返し、きっちりと出来るようになったスタッフが担当することになります。

QUEEN’S JETのラボはお客様から見えるようにガラス張りになっていますので、優雅な動きも必要です。
チョコレートテイラーとしてみんなが一人前になってくれればと願って教育の毎日です。

11月の下旬に予定されているオープンの頃には知識も、技術も深まったチョコレートテイラーが製造に、接客に生き生きと携わる姿を皆さんに見せたいと思います。