悩みに悩んだ、QUEEN’S JETの入り口ドア。
1800mmの開口を塞ぐには2枚のドアが必要でした。
ドアはお店の顔になるものです。
本当に気に入った物を使いたいと思っていました。
既製品のドアではどうしても満足ができず、アンティークを中心に探していましたが、ついに一目惚れのドアに出会いました。
イングランドのリバプールから遥々日本へやってきたこのドア。運送会社さんが二人がかりで、ドアを運んでくださいました。
海運会社ホワイト・スター・ライン社の社屋で使用されていたものです。そう、あのタイタニックを作った海運会社です。
社屋を解体する時にこのドアが外され、輸入されたものを購入しました。
このドア2枚はそっくりなのですが、親子ドアではありません。
同じ建物の中で使われていたドアなので、そっくりなんです。
QUEEN’S JETの顔であるイギリスアンティークのガラスドアに店舗のロゴをカッティングします。
こちらは、プロの方にお願いせず、自分たちの手で作業していきます。たくさんのお客様に愛されるお店になるよう、願いをこめつつの作業。
何度か文字が剥がれそうになりましたが30分ほどかけて2人かかりで綺麗に剥がすことができました。
金色のロゴが、アンティークのドアによく合っている、と自画自賛。
もともとドアレバーがついていた部分には穴が空いていました。
その部分は大工さんが削ったドアの断片を使って埋木をしてくださいました。
ビンテージのドアなので、経年変化を楽しむために、真鍮製にしました。
オープン時は、まだキラキラの金色。すこしずつ、ブロンズ色になっていきます。
その変化も楽しみたいですね。