チョコレートができるまで(その1)チョコレートができるまで、大変時間がかかります。〜産地編〜


収穫は、現地で。カカオの樹は、赤道直下でしか、生育しません。ベルジャンチョコレート(ベルギー産のチョコレート)など有名ですが、カカオ自体はベルギーで栽培されておらず、赤道直下の国々で栽培され、それをヨーロッパなどが輸入しチョコレートに加工しています。こちらはベトナムにあるカカオ農園の写真です。このカカオの樹からカカオの実をとっていきます。

美しい!これが収穫した後のカカオポット!これが、収穫したカカオの実(カカオポット)です。実の大きさは、長さ約15〜20cm、直径約7〜15cm、重さは250g〜1kgです。白っぽく見えるものがパルプ。パルプがカカオ豆の周囲にあります。一つのカカオポットにカカオ豆が30〜40粒入っています。現地では、ナタなどで、カカオポットを割り、中に入っているカカオ豆をパルプごと取り出します。

ついに、カカオ豆が顔を出すぞ!次に、取り出したパルプのついたカカオ豆を発酵させます。写真のように、木箱に入れたりして発酵させます。(他にもバナナの皮で発酵させるなど、いろいろな方法があります。)パルプは、発酵が進むと液化し、ついにパルプの中にカカオ豆が見えてきます!しかも、カカオ豆は化学変化を起こし、チョコレート色に変化し、独特の香りになっていきます。

一面のカカオ豆!!工場で行う最終工程です発酵した後のカカオ豆を乾燥させます。発酵後は、水分が高いため、しっかりと乾燥させる必要があります。カカオ豆が一面に広がっているのは、本当に圧巻ですね!換装が終わった後のカカオ豆は、品質などをチェックした後、麻袋などに詰められていきます。その後、ようやく、ヨーロッパなどの工場へ輸送されます。乾燥したカカオ豆がチョコレートになるまでは、約2年近い時間が必要になります。

次回は、ヨーロッパなど工場に着いた後、どのようにして私たちの食べるチョコレートに仕上がっていくのか、見ていきたいと思います。ぜひ、次回もお楽しみに〜!