4/12にアップしたブログで少しだけ予告をさせて頂いたピュラトス社の「すごいチョコレート」について解説をしていきたいと思います。
今回の母の日特別商品では、このチョコレートを使用したタブレット「板チョコ」をセットにします。
母の日限定商品の販売は4/25の夜を予定しております。
詳しい販売時間や商品内容は後ほどこちらのブログでもご紹介します。
さて、このすごいチョコレートとは「60DAYS」という名前です。
「60日間」
これが何を意味するかご説明をする前に、まずチョコレートが作られる環境に関して少しお話をしたいと思います。
写真はベトナムにあるカカオ農園の写真です。
カカオは主に赤道直下の地域で栽培されます。
ベルジャンチョコレート(ベルギー産のチョコレート)など有名ですが、カカオ自体はベルギーで栽培されておらず、赤道直下の国々で栽培され、それをヨーロッパなどが輸入しチョコレートに加工しているのが現状です・
収穫されたカカオポッドはこのような色です。
美しいですね。
この中にカカオ豆がたくさん入っています。
カカオポッドからカカオ豆を取り出し、これを発酵させます。
その後、乾燥をさせる工程に入ります。
この発酵、乾燥の工程がチョコレートの美味しさを左右します。
通常では、この乾燥を終えた状態で麻袋に入れられ船便などでヨーロッパに輸出されます。
そして、その乾燥したカカオ豆がチョコレートになるまでには約2年近い時間が経過します。
船便での輸送や、品質チェック、焙煎やコンチング(チョコレートを練り上げる作業)様々な工程をへてチョコレートが完成します。
2年というとかなり長い時間のように感じられますが、これが現行のチョコレートの通常工程となります。
乾燥をさせたカカオ豆は保存性に優れています。
保存環境にも気を使っていることもありカカオ豆特有の風味が失われないよう細心の注意で保管をされています。
ですが、
収穫をしたばかりのカカオ豆でチョコレートを作ったらどうなるのだろう?
ピュラトス社の「60DAYS」はその答えを具現化したチョコレートです。
「60DAYS」はこの約2年間かかる製造工程を60日に短縮したチョコレートなのです。
工程を短くすることで何が起きるかは、作ってみて初めてわかったそうです。
それも、一口食べただけでありありと。
収穫から乾燥を経てチョコレートになるまでの時間は良い環境で保存されていても、新鮮さがもたらすフレッシュなアロマを失うのに十分な時間だったようです。
そう言い切れる程に試食させて頂いたとき圧倒的なフレッシュ感を感じました。
「カカオってフルーツなの?」
ピュラトス社の担当者さんに思わず聞きました。
フルーツのようなフレーバーと独特の酸味。
チョコレートの概念が覆された瞬間でした。
これは年単位の時間をかけて作られるチョコレートが悪いと言っているわけでは有りません。
時間をかけて作られたチョコレートは味に丸みが出てコクが生まれます。
良い意味で角が取れた感じ。
この60DAYSは、ある意味角のあるカカオ本来のフレーバーを感じられます。
これが凄いところ。
そういう意味で上級者向きのチョコレートと言えるでしょう。
この60DAYSの独特のフレーバーを楽しんでいただくために、QUEEN’S JET(クイーンズジェット)では2021年2月に出来上がったばかりの2021年FIRAST CHOCOLATEを使ってタブレット(板チョコ)を作ることにしました。
せっかくだからオリジナルの型を使って皆さんにお届けしたい。
タブレット型のデザインから、型の生成、製造まですべてQUEEN’S JET内部で行いました。
その期間2週間。
できたての60DAYSを楽しんでいただくために短期間で仕上げました。
そのタブレットに関しては明日詳しくこのブログで書かせていただきます。
ひとまず、今日はもう遅いので、できたての60DAYSのQUEEN’S JET オリジナルタブレットの写真だけを掲載いたします。
明日の続編を楽しみに。